うっかり出戻りのテニプリblog。
立海→82と真幸。
ルド→赤観。
呟きとSS、ひょっこり絵。
基本は、マンガとゲーム。
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突然、降り出した雨に柳生と仁王は、鉛色の空を見上げ溜息を吐いた。
それは通り雨の様で、視線の先には雲の切れ間がもう見え始めている。
「この調子だともうすぐ止みそうですね。此処で雨が上がるのを待ちましょうか」
部室前の少しせり出した屋根の下、二人は肩を並べて雨上がりを待つ。
水気の所為で気温が落ちているのか、互いが肌寒さを感じているのか、自然に柳生と仁王は距離を縮めて寄り添っていた。
「見てください、虹が出ていますよ!」
もうすぐ止む事を告げている雲間から零れた光が、七色の虹を生み出している事に気付いた柳生は、その方向を指差し嬉々とした面差しをする。
眼鏡ではっきりとは見て取れない表情の柳生だが、仁王には声色と口元で喜んでいるのが良く分かった。
「綺麗じゃの……ちっさい時にあった事、思い出したき」
「虹を追い掛けて走ったけれど、いつまで経っても袂には辿り着けなかった……ですか?」
そうそう、と柳生の言葉に同調した仁王は、髪を揺らせて頷いた。
この話をきっかけに二人は昔話を、たくさんの思い出話に花を咲かせる。
その間も柳生は、屋根から手のひらを差し出し、降り落ちる雨の状態を気に掛ける。
雲の切れ間も見る見るうちに広がってゆき、虹もいつしか消えていた。
「もう、この程度の雨なら外へ出ても良いでしょう」
柳生の肌が感じる雨粒は、もう霧雨のようにさらさらとしたもので、滴る程に濡れてしまう事は無かった。
しかし、柳生は大丈夫だと言葉にするが、そこから一歩を踏み出す事が出来ずにいた。
仁王も同じように、空を見上げたまま動こうとはしなかった。
「濡れとぉ無いき、完全に雨が止むまで……ここに居(お)りたいんじゃが……えぇかの?」
「そうですね……ええ、そうしましょう」
先に思っていた事を口にした仁王の提案に、同じ思いでいた柳生はそれに応じる。
あと少し、もう少し――――と。
二人は、光が満ちて行く空を見上げたまま、寄り添った距離を更に縮めると、触れ合う指先を優しく結んだ。
通り雨
20100223
昨日、携帯で作業していたのに、いきなりバンッ!って電源落ちしたシロモノ。
下のブン太誕生日話と同様に、頭が真っ白になっちまって暫し呆然。
とりあえずやり直そうと頑張った(汗)
下書きの無い一発書きだから、良い具合に進んでいても、消えてしまったら元も顧もない(涙)
頭の中の残像を追い求めて、やり直しの道を突き進む桜岡でした。
だから、言いたいことは変わってなくても、言葉遣いとかが最初と変わってる(苦笑)
そんなこんなで82。
昨日、凄い雨が降っていたから……そっからの話。
雨宿りしていて離れがたくなった二人を書いてみました。
やっぱり仁王の言葉遣いって難しいなぁ~と思いながら作業してます。
あと、真幸やジャブン、柳赤の雨話もありますので…追々と。
携帯電源落ちの前に軽く流れを書いた携帯メモ、ちゃんと保存出来ていて良かった…
しっかし、この携帯…買ったときから故障や電源落ちして交換や修理をしてやり繰りしてきましたが、ちょっと我慢限界かも…と、昨日電話で話していた相方に愚痴った(笑)
か、変えたい~っ!!←まだ一年使ってないから代金、払わなきゃ(涙)
駄文、雑談にお付き合いの程、ありがとうございました!!
春、穏やかなある日の午後の事。
「誕生日おめでとさん!」
「おめでとうございます、丸井くん!!」
テニス部のレギュラー・柳生比呂士と仁王雅治の手厚い、そして手荒い祝福を受けているのは、紅い髪をした小柄な丸井ブン太だった。
わざと乱して紅い髪をセットしていたのに、過剰な仁王の祝いの所為で更に乱れ飛んでしまい、酷い有様になっていた。
「これでブン太も一個、歳食ったき、大きぃなれるかも知れんの」
「止めろぃ!!ちっちゃくって悪かったな!!」
――――祝ってくれてもお前になんか絶対、礼、言ってやんねぇかんな!!
仁王が伸ばしてくる手のひらを叩き倒して、これ以上髪を乱されてしまわない様に必死で抵抗する。
「いい加減にしなさい、仁王くん。これを……丸井くんに。我々からのプレゼントです」
今日の主役に対して悪戯をし続けていた仁王の、一束に結ばれている銀色の髪を引っ張った柳生は、丸井から彼を引き剥がす。そして、用意していた誕生日プレゼントとケーキを目の前に並べた。
その品々は、部活をする上では必要なタオルやテニスの用品、そして、甘いものに目が無い丸井が大喜びする菓子の山だった。
「本当は、真田くんに止められていたのですが……やはりこれは、あなたへのプレゼントで外せないでしょう」
目を爛々とさせてプレゼントの山、特に菓子の辺りをみつめていた丸井は、柳生の口から出た真田弦一郎の名に顔を引きつらせる。
「心配せんでえぇ。幸村を使(つこ)ぉたんじゃ、大丈夫ナリよ」
「それでは、私達は先に行きますが、丸井くんも出来るだけ早くコートへ来て下さいね。柳くんと切原くんは、当番でもうコートに行っています。他の皆さんは、遅刻して来るそうですので……」
「おぅ。ありがとな、二人とも!!」
甘いものばかり食うな、と真田に口酸っぱく言われている丸井だが、こればかりは止められずにいた。
それを、先ほどまで髪の毛に悪戯していた仁王が、幸村精市を使い真田に口出しさせない様、先手を打ってくれていたのだ。
部室を出て行く柳生と、自分を苛めていた仁王に改めて礼を言う丸井だった。
**
「……にしても仁王の奴、めちゃくちゃにしやがって!!」
ロッカーの扉裏に付けられている鏡を覗き込み、掻き乱されて髪を愚痴りながら整えていると、遅れてきた男が一人、部室のドアを開けた。
「おっ、ブン太。まだ行ってなかったのか?」
「うん……あ、ジャッカル!髪、直してくれぃ!!」
「は……俺?!」
突然、髪を直せと言われて驚いている、褐色の肌をしたジャッカル・桑原は、部室の入り口で呆気に取られていた。
そんな彼へ、早く早く、と急かす様に頭を傾けて見せる。
一旦スイッチが入ると丸井は、梃子でも動かないのを知っている……面倒見の良いジャッカルだった。
「はいはい。ほら、真っすぐ顔を上げろ」
「格好良くセットしてくれぃ!」
丸井のリクエストに応えるように、大きな手の平と長い指で地肌を撫で、髪を梳いて行く。
その動きに擽られて気持ち良いのか、目を細めてほわん、とした緩い表情を丸井はして見せた。
「ほら、出来たぞ。ブン太……」
「ん、何?」
「誕生日、おめでとうな」
「……あ、ありがと……」
整えた髪をぽん、と叩いてジャッカルは、改めて丸井の誕生日を祝う言葉を伝える。
常夏を思わせる眩しい笑顔に乗せられたその台詞を聞いた丸井は、上目遣いに彼を見、恥ずかしそうに頬を紅く染めていた。
先ほどとは打って変わった、可愛らしい表情と仕草に思わず……丸井の小さな身体を抱き締めてしまうジャッカルだった。
***
「ねぇ……どうする?」
「けしからん、と言うところだが、誕生日だ……今日は、大目に見てやれ」
「うん。真田が言うから……そうする」
遅れてきた真田と幸村は、甘ったるい部室の雰囲気に踏み込む事が出来ず、ドアに背中を預けて時を持て余していた。
A Sweet Birthday(甘い誕生日)
20100420
やった、全消ししたの打ち直しに成功!
誕生日おめでとう~ブン太!!
このブログでは、初めてのキャラ誕生日SS。
幸ちゃんのは本で書いたので…すみません~!!
こんなジャブンで大丈夫かしら…とハラハラしながらの小咄でした。
俺様だけど彼の前では可愛らしいブン太と、そんなブン太をお守りしているジャッカルが良いな~と思ってます。
82は、書く練習で出てきてもらいましたが、思いの外、動いてくれて良かった~
亭主関白な真田に寄り添ってる幸村も書けて幸せだったり…
男前な台詞も言わせられた♪
柳と赤也…すまん!時間の関係でコートへ行っちゃってます(涙)
をいっ、これブン太の誕生日の話だぞ(汗)
とりあえず立海Memberでブン太のお祝いをしてみました…なジャブンでございました!!
さぁ、CD予約したの取りに行くぞ~
(行けるかな…仕事が…(涙))
改めて、ブン太お誕生日おめでとう~♪
――――ん?
部室で与えられているロッカーの中、見覚えの無い白い封筒が入っていた。
個人個人に使用が許されているものなのに何故、知らないものが入っているのか。
仁王は、訝しげな表情をしてロッカーの中に顔を突っ込み、乱雑に放り込んでいた荷物の上へ鎮座している封筒を、二本の指で端を摘み持ち上げた。
すると、封がされていなかったのだろう。持ち上げた瞬間に蓋が開いてしまい、中から綺麗に折られた便箋がひらり、床へと舞い落ちる。
封筒と同じで飾り気の全く無い真白なそれには、文字が書かれてあるのか薄く透けて見えていた。
きっと、誰かが部室へ勝手に入り込み、ロッカーを開けて置いて行ったのだろう。
「アホな奴じゃの。捨てられるのがオチじゃき」
部室も物騒になったものだ。
他の人間なら騒ぎ立てる所だが仁王は、知らん顔して落ちた手紙を拾い上げ握り潰す。
そのままゴミ箱へ投げ捨てようとしたが、薄く透けている几帳面な文字に見覚えがあると、振り上げた手を引き戻した。
皺だらけになってしまった便箋を広げた仁王は、書き記された文章に目を通して項垂れてしまう。
「紛らわしいナリよ、柳生……真田じゃあるまいし、せめてメールにしんしゃい」
近くに居るのだから直接話をすれば良いのに、と思いながら改めて認められた文章に目を通す。
そこには彼の体を表すかの如く整った文字で、仁王を誘う言葉が記されていた。
『一緒に流星群を見に行きませんか?』
握り潰してしまった便箋の皺を、出来るだけ綺麗に伸ばし封筒へと戻した仁王は、大切にロッカーへと仕舞い込む。そして、閉じた扉に額を当て緩やかに瞼を伏せた。
「柳生が、俺との試合に勝てたら……付いていってやろうかの」
挑戦的な台詞を吐いてるが、本当は嬉しいのだと笑んだ口元は語っていた。
仁王は、ラケットを手に携えて、柳生がいるコートを目指して駆け出した。
星旅人 ①
20100416
しばらく続きます…
時間の都合で、一気に長い文章が書けないと判明(涙)
真幸で書いた話と(君が好き、に掲載)リンクしてますが、空間が同じだけで彼らは顔を合わせてないのでした。
A地点とB地点にいる真幸と82って感じです。
お付き合い頂ければ幸いです。
最後まで頑張って書くぞ~!
大阪、昨日から雨降りっぱなしで・・・癖毛が爆発している桜岡です。←なに、その挨拶?!
いや、ホントに・・・
花散らしの雨になっていて、散り始めの桜に追い打ちが掛かってます。
今週水曜から造幣局の通り抜けが始まるのに、大丈夫かしら・・・と心配してます。
まま、花より団子で屋台巡りに行く予定。
だけど・・・仕事が・・・くっ!!!
昨日、東京ではオンリーがあり・・・やっぱり行きたい・行きたいって思いました。
友達にカラオケ〈私があんまりにも煩いから、黙らせる為だと思われる。笑〉連れて行って貰ってる最中も・・・思ってた。
歌は、相変わらずテニスのレパートリーが二人して少ないので〈尚かつ、歌いたいと思うものが入っていない。おっそいのかダム?!←ブイロクのプロモが見たいから、機種限定してるんです〉、何度と無く同じ歌が繰り返し歌われます。
よって、履歴消してぇぇぇ・・・と毎回叫ぶ。
そんな感じで大阪にいましたが・・・
オンリーにて拙い本ではございましたが、手にして頂けて嬉しかったです。
正直、傾向と対策も無いまま、あげくにサンプルとなりうる小咄の掲載のないブログ、三月末に初めてイベント参加をしたという、もの凄いパツパツで『大丈夫か委託?!』でした。
無事に終わり、見て下さった方がいらっしゃったんだ~と胸わ撫で下ろし、ありがとうございました・・・と言う感謝で一杯です。
初めての委託でドキドキしていましたが、嬉しかったです。
この場を借りて、本当にありがとうございました。
初めての本達だったので心配で心配で仕方なかったですが・・・読んで頂いた方の心に、少しでも残る一文があれば嬉しく思います。
幼い本ではございましたが、手にして頂きありがとうございました。
テニスでの参加・・・次は、6月っ!!
立海Dでプチの方にも申込をさせて頂こうかなぁ~と楽しく模索しつつ、此方にも小咄を乗せられる様にチマチマッと頑張ろうと思います。
5月の大阪シティにも折角なので、別ジャンルでの参加ですが持っていこうと思っています。
またその時は~ここに書き込み致します。
それでは・・・
オンリーお疲れ様でした、そして、ありがとうございました。
×
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突然、降り出した雨に柳生と仁王は、鉛色の空を見上げ溜息を吐いた。
それは通り雨の様で、視線の先には雲の切れ間がもう見え始めている。
「この調子だともうすぐ止みそうですね。此処で雨が上がるのを待ちましょうか」
部室前の少しせり出した屋根の下、二人は肩を並べて雨上がりを待つ。
水気の所為で気温が落ちているのか、互いが肌寒さを感じているのか、自然に柳生と仁王は距離を縮めて寄り添っていた。
「見てください、虹が出ていますよ!」
もうすぐ止む事を告げている雲間から零れた光が、七色の虹を生み出している事に気付いた柳生は、その方向を指差し嬉々とした面差しをする。
眼鏡ではっきりとは見て取れない表情の柳生だが、仁王には声色と口元で喜んでいるのが良く分かった。
「綺麗じゃの……ちっさい時にあった事、思い出したき」
「虹を追い掛けて走ったけれど、いつまで経っても袂には辿り着けなかった……ですか?」
そうそう、と柳生の言葉に同調した仁王は、髪を揺らせて頷いた。
この話をきっかけに二人は昔話を、たくさんの思い出話に花を咲かせる。
その間も柳生は、屋根から手のひらを差し出し、降り落ちる雨の状態を気に掛ける。
雲の切れ間も見る見るうちに広がってゆき、虹もいつしか消えていた。
「もう、この程度の雨なら外へ出ても良いでしょう」
柳生の肌が感じる雨粒は、もう霧雨のようにさらさらとしたもので、滴る程に濡れてしまう事は無かった。
しかし、柳生は大丈夫だと言葉にするが、そこから一歩を踏み出す事が出来ずにいた。
仁王も同じように、空を見上げたまま動こうとはしなかった。
「濡れとぉ無いき、完全に雨が止むまで……ここに居(お)りたいんじゃが……えぇかの?」
「そうですね……ええ、そうしましょう」
先に思っていた事を口にした仁王の提案に、同じ思いでいた柳生はそれに応じる。
あと少し、もう少し――――と。
二人は、光が満ちて行く空を見上げたまま、寄り添った距離を更に縮めると、触れ合う指先を優しく結んだ。
通り雨
20100223
昨日、携帯で作業していたのに、いきなりバンッ!って電源落ちしたシロモノ。
下のブン太誕生日話と同様に、頭が真っ白になっちまって暫し呆然。
とりあえずやり直そうと頑張った(汗)
下書きの無い一発書きだから、良い具合に進んでいても、消えてしまったら元も顧もない(涙)
頭の中の残像を追い求めて、やり直しの道を突き進む桜岡でした。
だから、言いたいことは変わってなくても、言葉遣いとかが最初と変わってる(苦笑)
そんなこんなで82。
昨日、凄い雨が降っていたから……そっからの話。
雨宿りしていて離れがたくなった二人を書いてみました。
やっぱり仁王の言葉遣いって難しいなぁ~と思いながら作業してます。
あと、真幸やジャブン、柳赤の雨話もありますので…追々と。
携帯電源落ちの前に軽く流れを書いた携帯メモ、ちゃんと保存出来ていて良かった…
しっかし、この携帯…買ったときから故障や電源落ちして交換や修理をしてやり繰りしてきましたが、ちょっと我慢限界かも…と、昨日電話で話していた相方に愚痴った(笑)
か、変えたい~っ!!←まだ一年使ってないから代金、払わなきゃ(涙)
駄文、雑談にお付き合いの程、ありがとうございました!!
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春、穏やかなある日の午後の事。
「誕生日おめでとさん!」
「おめでとうございます、丸井くん!!」
テニス部のレギュラー・柳生比呂士と仁王雅治の手厚い、そして手荒い祝福を受けているのは、紅い髪をした小柄な丸井ブン太だった。
わざと乱して紅い髪をセットしていたのに、過剰な仁王の祝いの所為で更に乱れ飛んでしまい、酷い有様になっていた。
「これでブン太も一個、歳食ったき、大きぃなれるかも知れんの」
「止めろぃ!!ちっちゃくって悪かったな!!」
――――祝ってくれてもお前になんか絶対、礼、言ってやんねぇかんな!!
仁王が伸ばしてくる手のひらを叩き倒して、これ以上髪を乱されてしまわない様に必死で抵抗する。
「いい加減にしなさい、仁王くん。これを……丸井くんに。我々からのプレゼントです」
今日の主役に対して悪戯をし続けていた仁王の、一束に結ばれている銀色の髪を引っ張った柳生は、丸井から彼を引き剥がす。そして、用意していた誕生日プレゼントとケーキを目の前に並べた。
その品々は、部活をする上では必要なタオルやテニスの用品、そして、甘いものに目が無い丸井が大喜びする菓子の山だった。
「本当は、真田くんに止められていたのですが……やはりこれは、あなたへのプレゼントで外せないでしょう」
目を爛々とさせてプレゼントの山、特に菓子の辺りをみつめていた丸井は、柳生の口から出た真田弦一郎の名に顔を引きつらせる。
「心配せんでえぇ。幸村を使(つこ)ぉたんじゃ、大丈夫ナリよ」
「それでは、私達は先に行きますが、丸井くんも出来るだけ早くコートへ来て下さいね。柳くんと切原くんは、当番でもうコートに行っています。他の皆さんは、遅刻して来るそうですので……」
「おぅ。ありがとな、二人とも!!」
甘いものばかり食うな、と真田に口酸っぱく言われている丸井だが、こればかりは止められずにいた。
それを、先ほどまで髪の毛に悪戯していた仁王が、幸村精市を使い真田に口出しさせない様、先手を打ってくれていたのだ。
部室を出て行く柳生と、自分を苛めていた仁王に改めて礼を言う丸井だった。
**
「……にしても仁王の奴、めちゃくちゃにしやがって!!」
ロッカーの扉裏に付けられている鏡を覗き込み、掻き乱されて髪を愚痴りながら整えていると、遅れてきた男が一人、部室のドアを開けた。
「おっ、ブン太。まだ行ってなかったのか?」
「うん……あ、ジャッカル!髪、直してくれぃ!!」
「は……俺?!」
突然、髪を直せと言われて驚いている、褐色の肌をしたジャッカル・桑原は、部室の入り口で呆気に取られていた。
そんな彼へ、早く早く、と急かす様に頭を傾けて見せる。
一旦スイッチが入ると丸井は、梃子でも動かないのを知っている……面倒見の良いジャッカルだった。
「はいはい。ほら、真っすぐ顔を上げろ」
「格好良くセットしてくれぃ!」
丸井のリクエストに応えるように、大きな手の平と長い指で地肌を撫で、髪を梳いて行く。
その動きに擽られて気持ち良いのか、目を細めてほわん、とした緩い表情を丸井はして見せた。
「ほら、出来たぞ。ブン太……」
「ん、何?」
「誕生日、おめでとうな」
「……あ、ありがと……」
整えた髪をぽん、と叩いてジャッカルは、改めて丸井の誕生日を祝う言葉を伝える。
常夏を思わせる眩しい笑顔に乗せられたその台詞を聞いた丸井は、上目遣いに彼を見、恥ずかしそうに頬を紅く染めていた。
先ほどとは打って変わった、可愛らしい表情と仕草に思わず……丸井の小さな身体を抱き締めてしまうジャッカルだった。
***
「ねぇ……どうする?」
「けしからん、と言うところだが、誕生日だ……今日は、大目に見てやれ」
「うん。真田が言うから……そうする」
遅れてきた真田と幸村は、甘ったるい部室の雰囲気に踏み込む事が出来ず、ドアに背中を預けて時を持て余していた。
A Sweet Birthday(甘い誕生日)
20100420
やった、全消ししたの打ち直しに成功!
誕生日おめでとう~ブン太!!
このブログでは、初めてのキャラ誕生日SS。
幸ちゃんのは本で書いたので…すみません~!!
こんなジャブンで大丈夫かしら…とハラハラしながらの小咄でした。
俺様だけど彼の前では可愛らしいブン太と、そんなブン太をお守りしているジャッカルが良いな~と思ってます。
82は、書く練習で出てきてもらいましたが、思いの外、動いてくれて良かった~
亭主関白な真田に寄り添ってる幸村も書けて幸せだったり…
男前な台詞も言わせられた♪
柳と赤也…すまん!時間の関係でコートへ行っちゃってます(涙)
をいっ、これブン太の誕生日の話だぞ(汗)
とりあえず立海Memberでブン太のお祝いをしてみました…なジャブンでございました!!
さぁ、CD予約したの取りに行くぞ~
(行けるかな…仕事が…(涙))
改めて、ブン太お誕生日おめでとう~♪
――――ん?
部室で与えられているロッカーの中、見覚えの無い白い封筒が入っていた。
個人個人に使用が許されているものなのに何故、知らないものが入っているのか。
仁王は、訝しげな表情をしてロッカーの中に顔を突っ込み、乱雑に放り込んでいた荷物の上へ鎮座している封筒を、二本の指で端を摘み持ち上げた。
すると、封がされていなかったのだろう。持ち上げた瞬間に蓋が開いてしまい、中から綺麗に折られた便箋がひらり、床へと舞い落ちる。
封筒と同じで飾り気の全く無い真白なそれには、文字が書かれてあるのか薄く透けて見えていた。
きっと、誰かが部室へ勝手に入り込み、ロッカーを開けて置いて行ったのだろう。
「アホな奴じゃの。捨てられるのがオチじゃき」
部室も物騒になったものだ。
他の人間なら騒ぎ立てる所だが仁王は、知らん顔して落ちた手紙を拾い上げ握り潰す。
そのままゴミ箱へ投げ捨てようとしたが、薄く透けている几帳面な文字に見覚えがあると、振り上げた手を引き戻した。
皺だらけになってしまった便箋を広げた仁王は、書き記された文章に目を通して項垂れてしまう。
「紛らわしいナリよ、柳生……真田じゃあるまいし、せめてメールにしんしゃい」
近くに居るのだから直接話をすれば良いのに、と思いながら改めて認められた文章に目を通す。
そこには彼の体を表すかの如く整った文字で、仁王を誘う言葉が記されていた。
『一緒に流星群を見に行きませんか?』
握り潰してしまった便箋の皺を、出来るだけ綺麗に伸ばし封筒へと戻した仁王は、大切にロッカーへと仕舞い込む。そして、閉じた扉に額を当て緩やかに瞼を伏せた。
「柳生が、俺との試合に勝てたら……付いていってやろうかの」
挑戦的な台詞を吐いてるが、本当は嬉しいのだと笑んだ口元は語っていた。
仁王は、ラケットを手に携えて、柳生がいるコートを目指して駆け出した。
星旅人 ①
20100416
しばらく続きます…
時間の都合で、一気に長い文章が書けないと判明(涙)
真幸で書いた話と(君が好き、に掲載)リンクしてますが、空間が同じだけで彼らは顔を合わせてないのでした。
A地点とB地点にいる真幸と82って感じです。
お付き合い頂ければ幸いです。
最後まで頑張って書くぞ~!
大阪、昨日から雨降りっぱなしで・・・癖毛が爆発している桜岡です。←なに、その挨拶?!
いや、ホントに・・・
花散らしの雨になっていて、散り始めの桜に追い打ちが掛かってます。
今週水曜から造幣局の通り抜けが始まるのに、大丈夫かしら・・・と心配してます。
まま、花より団子で屋台巡りに行く予定。
だけど・・・仕事が・・・くっ!!!
昨日、東京ではオンリーがあり・・・やっぱり行きたい・行きたいって思いました。
友達にカラオケ〈私があんまりにも煩いから、黙らせる為だと思われる。笑〉連れて行って貰ってる最中も・・・思ってた。
歌は、相変わらずテニスのレパートリーが二人して少ないので〈尚かつ、歌いたいと思うものが入っていない。おっそいのかダム?!←ブイロクのプロモが見たいから、機種限定してるんです〉、何度と無く同じ歌が繰り返し歌われます。
よって、履歴消してぇぇぇ・・・と毎回叫ぶ。
そんな感じで大阪にいましたが・・・
オンリーにて拙い本ではございましたが、手にして頂けて嬉しかったです。
正直、傾向と対策も無いまま、あげくにサンプルとなりうる小咄の掲載のないブログ、三月末に初めてイベント参加をしたという、もの凄いパツパツで『大丈夫か委託?!』でした。
無事に終わり、見て下さった方がいらっしゃったんだ~と胸わ撫で下ろし、ありがとうございました・・・と言う感謝で一杯です。
初めての委託でドキドキしていましたが、嬉しかったです。
この場を借りて、本当にありがとうございました。
初めての本達だったので心配で心配で仕方なかったですが・・・読んで頂いた方の心に、少しでも残る一文があれば嬉しく思います。
幼い本ではございましたが、手にして頂きありがとうございました。
テニスでの参加・・・次は、6月っ!!
立海Dでプチの方にも申込をさせて頂こうかなぁ~と楽しく模索しつつ、此方にも小咄を乗せられる様にチマチマッと頑張ろうと思います。
5月の大阪シティにも折角なので、別ジャンルでの参加ですが持っていこうと思っています。
またその時は~ここに書き込み致します。
それでは・・・
オンリーお疲れ様でした、そして、ありがとうございました。