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うっかり出戻りのテニプリblog。 立海→82と真幸。 ルド→赤観。 呟きとSS、ひょっこり絵。 基本は、マンガとゲーム。
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――――ん?


部室で与えられているロッカーの中、見覚えの無い白い封筒が入っていた。
個人個人に使用が許されているものなのに何故、知らないものが入っているのか。
仁王は、訝しげな表情をしてロッカーの中に顔を突っ込み、乱雑に放り込んでいた荷物の上へ鎮座している封筒を、二本の指で端を摘み持ち上げた。
すると、封がされていなかったのだろう。持ち上げた瞬間に蓋が開いてしまい、中から綺麗に折られた便箋がひらり、床へと舞い落ちる。
封筒と同じで飾り気の全く無い真白なそれには、文字が書かれてあるのか薄く透けて見えていた。
きっと、誰かが部室へ勝手に入り込み、ロッカーを開けて置いて行ったのだろう。

「アホな奴じゃの。捨てられるのがオチじゃき」

部室も物騒になったものだ。
他の人間なら騒ぎ立てる所だが仁王は、知らん顔して落ちた手紙を拾い上げ握り潰す。
そのままゴミ箱へ投げ捨てようとしたが、薄く透けている几帳面な文字に見覚えがあると、振り上げた手を引き戻した。
皺だらけになってしまった便箋を広げた仁王は、書き記された文章に目を通して項垂れてしまう。

「紛らわしいナリよ、柳生……真田じゃあるまいし、せめてメールにしんしゃい」

近くに居るのだから直接話をすれば良いのに、と思いながら改めて認められた文章に目を通す。
そこには彼の体を表すかの如く整った文字で、仁王を誘う言葉が記されていた。
『一緒に流星群を見に行きませんか?』

握り潰してしまった便箋の皺を、出来るだけ綺麗に伸ばし封筒へと戻した仁王は、大切にロッカーへと仕舞い込む。そして、閉じた扉に額を当て緩やかに瞼を伏せた。

「柳生が、俺との試合に勝てたら……付いていってやろうかの」

挑戦的な台詞を吐いてるが、本当は嬉しいのだと笑んだ口元は語っていた。
仁王は、ラケットを手に携えて、柳生がいるコートを目指して駆け出した。





星旅人 ①

20100416





しばらく続きます…
時間の都合で、一気に長い文章が書けないと判明(涙)


真幸で書いた話と(君が好き、に掲載)リンクしてますが、空間が同じだけで彼らは顔を合わせてないのでした。
A地点とB地点にいる真幸と82って感じです。


お付き合い頂ければ幸いです。
最後まで頑張って書くぞ~!
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