うっかり出戻りのテニプリblog。
立海→82と真幸。
ルド→赤観。
呟きとSS、ひょっこり絵。
基本は、マンガとゲーム。
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軽やかに、
しなやかに、
大空を翔けるように、
円舞曲のステップを踏む。
紫闇色した世界に、
光り輝く星ひとつ。
僕と君の姿だけを、
何時までも照らし続けていた。
――――どう考えてもそれは、デートに誘われているだろう。
幸村は肩肘を付き、指先で机を叩き続ける。苛々度が頂点に達しているのか、眉間に寄せた皺の深さが物語っていた。
彼の隣で腕を組み、貫禄ある風体をしているが、背中は間違いなく冷や汗をかいているであろう真田は、口を噤み机の表面を眺めていた。
「だいたい、何で俺に相談してくるんだ。そういう事の手管は、柳の専売特許だろう」
耳の痛い台詞を聞かされている真田は、針の筵に座らされている様だった。
幸村の言葉は、目の前にいる銀色の髪を持つ男に向けられると同時に、こういう事には鈍重過ぎる真田にも向けられていた。
「せやけど……幸ちゃんしか相談でけんし、こんな事」
「あのねぇ、仁王。君には至れり尽くせりの紳士様が傍に居てくれるんだし、きちんとエスコート出来る男だろう? 任せておけば良いんだよ」
――――どっかの誰かさんとは大違いだよ、全く。
真田の為にもこの話は早く切り上げてやってくれ、と此処には居ない柳なら間違いなく言うであろう。
それ程に厳しい台詞を浴びせ続けた幸村は、徐に立ち上がり溜息を吐いて仁王を見下ろす。
「とにかく、紳士様に言われた時間には、遅れずに行く事。後は……成るように成るまでだ」
何時もの掴み所なく勝ち気な部分は完全になりを潜め、根底に隠していた意気地無しを詳(つまび)らかにして仁王は幸村を見上げた。こんなに頼りない目をしている姿を知るのは、此処に居る幸村と真田だけだった。
「そんな目をしてもダメだからね。これは君の事、君の為だから助言はしないよ。行こう、真田」
「――――う、うむ」
頼りにしていた人に突き放され泣きそうな仁王を幸村は、部室に置いて出て行ってしまう。
このまま放っておいて良いものかと躊躇った真田は、彼の気落ちを表しているかの様に、跳ねっ毛が萎れている銀髪をくしゃ、と大きな手で掻き混ぜた。
「す、すまん……俺の所為でとばっちりを食らわせてしまって……しかし、あれもお前を心底嫌って言った訳では無いのだから、判ってやってくれ」
不器用なりの真田の気遣いに一つ頷いた仁王は、ありがとさん、と俯いたままではあったが礼を言う。
部室の外で真田を待っている幸村は、苛々を隠せずにドン、と扉を殴ってみせた。
「早よ行きんしゃい」
「すまん」
荷物を慌てて担ぎ部室を出て行く真田の姿を、髪の隙間から見ていた仁王は、開かれた扉の向こうに居た友人のさりげない仕種に口元を緩めた。
「……幸ちゃんも、ありがとさん」
結局の所、強い言葉を投げつけても心配しているのだろう。
待っていた真田を迎え入れた幸村は、仁王に向けた背中側でピースサインを作っていたのだ。
自分が見ているかどうかも判らないのに、小さな優しさが嬉しかった。
ぐず、と鼻を鳴らした仁王は、意を決して立ち上がる。大きな伸びをして身体を寛げ、深呼吸を一つした。
紳士様との待ち合わせまで後、数時間。
初めての事に緊張と不安と……期待に胸を鳴らす仁王だった。
意地悪な、好き。その②
20101210
すみません、しばらく続きます。
あと二つ位では片を付けたいです…頑張ります(T_T)
仕事がかなりキツイので正直、長く考えてられないです…持久力完全に喪失中。
でも、ちょっとずつですが進めて参りますので、宜しければお付き合いしてやって下さいませ。
飄々としていても、実はこんな部分があるんだよ…な仁王と、同じ立場に居る幸村の、親友からのエール…自分設定ですが、この二人が凄く仲良しである部分を書いてみました。
とばっちり真田(笑)←でも彼は、とっても男前なんですよ!!
さてさて次は、やっとこさっさ紳士様のお出ましとなります。
駄文で半端に終わってるお話でしたが、お付き合いありがとうございました。
この寒さを封じてくれるのは、傍に居るあなた。
「……寒っ……」
じわじわと日が落ちて行くと共に、気温も落ちて行く。一人佇む切原の、身も心も凍てつかせていた。
それほど長い時間を、此処で過ごしていた訳では無いけれど、日の落ちるが刹那、体温も急速に奪われて行く。
身に纏うは、制服とマフラーのみ。
切原は、なるべく肌を風に曝すまいと、首に巻いたマフラーを口元まで引き上げ、吐く息の白さを隠してしまう。両の手は、ポケットに突っ込んざ寒さを凌いだ。
「早く来ねぇかなぁ……」
部室の扉が見えそうで見えない場所に隠れ、中の明かりが消えるのを待つ。
この寒空の中、風邪でも引けば自分自身も困るだろうに、それでも切原は此処で佇んでいた。
「き、来たっ!!」
そしてまた、身体を揺すり足元を摩りながら待ちつづけていると、部室の明かりが消え、扉が開く音と話し声が聞こえてきた。
「では、鍵を返してくる。先に帰っていてくれ」
「一緒に帰ろうよ、柳」
「……幸村、当てつけられる確率が100パーセントだと判っていて、一緒に帰ると思うか?」
「そんな事しないよ、ね、真田」
「この時点で俺は、当てつけられているのだが……」
口の達者でない真田は、二人のやり取りにオロオロとするばかりでいた。その様子に吹き出した柳は、二人の背中を押し、寒いから早く帰れと言う。
――――じゃ、また明日。
そう幸村に声を掛けられ手を振られた柳は、軽く手を挙げて応えた後、職員室へと向かった。
**
「待っていたのか?」
「お疲れ様ッス」
職員室から出て来た柳が見付けたのは、身を小さくして寒さを耐えていた切原だった。
「部室で待っていれば、良かったのに」
「嫌ッスよ……あんな化け物二人、相手にしたらボコボコにされそうッスから」
口が達者な幸村と、手が達者な真田を心底、嫌だと言う切原に『それもそうだ』と柳は笑った。そして、切原の癖強い髪へ、抱き込む様に指を差し込んだ途端、余りの冷たさに絶句する。
「随分と待たせて悪かった、赤也。何か暖かいものでも食べて帰ろう」
もちろん奢りだと付け加えてやると、寒さなんて何処へやら。切原は、口元を覆っていたマフラーを引きはがし、満面の笑みを答えとして返すのだった。
A warm meal with you(温かな食事をあなたと)
20101209
私の心境(笑)
めっちゃ寒くてラーメン食べたかったんッスよ…すみません!!
思ったら、帰宅中の車内でガリガリ…小1時間で作成した物体です。
最近、82で煮詰まっていたので、気分転換もさせて頂きました。
多分、いつもの乙女モード赤也ではない赤也で書けたかな?と思います。
でも、外で待ってる辺りで…乙女かな。汗。
柳と一緒に帰れれば、それだけで良いと思っていたのに、おまけにご飯まで奢って貰えて幸せ~な赤也くんでした。
柳は…奢ったからとて、返せとは言いませんよ(笑)
赤也、独り占めしてるんだから♪
駄文ではありましたが、お付き合い頂きありがとうございました!!
×
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なんですね~
すっかり関西では馴染み無く、もとより年末商戦とストライクに突入、明日も仕事確定、13日連勤にトライ中な桜岡です。
昼間、手が空いたらPさんの日記とかチマチマと見ていたんですが…さすがに更新比率高!!
明日もなんだな~とボンヤリ思いながら仕事してきます(笑)
今日、パソコン打ちすぎて右肩めっちゃ痛いし(T_T)
とりあえず、少しでも早く帰れるように闘ってきます!!
そんなヘタレ桜岡でございますが…有り難く拍手受け取らせて頂き、元気を分けて頂いております!!
更新が、とどのつまり…しておりますが、来場&拍手、そして一言ありがとうございました!!
携帯からの投稿で反転、隠しが出来ず申し訳ございません…御礼を印させていただきました。
ほんと、嬉しいです…ありがとうございました!!
17日、赤観と忍跡の方様。
赤観は表だって書いているのですが…忍跡の方も読んで頂いたみたいで…ドキドキでした。
勢いあまって書いた代物だったので、赤観共々、雰囲気を気に入って頂けて…めちゃくちゃ嬉しいです!!ド下手なので、その辺りを汲み取って下さって…涙、涙でした(T_T)
ちょっと私の書く観月さん、乙女っぽいかな?とは思っていたのですが…安心しました(^-^;
微妙に乙女くさいですけど…部長殴ったり良くしてます(笑)
一言御礼にて…嬉しくて照れ臭くて、うまく言葉に出来てなくて申し訳ございません(T_T)
だけど、凄く励みになり…書く気力を与えていただきました!!
本当にありがとうございました!!
またお付き合い頂ければ幸です……(涙)
すっかり関西では馴染み無く、もとより年末商戦とストライクに突入、明日も仕事確定、13日連勤にトライ中な桜岡です。
昼間、手が空いたらPさんの日記とかチマチマと見ていたんですが…さすがに更新比率高!!
明日もなんだな~とボンヤリ思いながら仕事してきます(笑)
今日、パソコン打ちすぎて右肩めっちゃ痛いし(T_T)
とりあえず、少しでも早く帰れるように闘ってきます!!
そんなヘタレ桜岡でございますが…有り難く拍手受け取らせて頂き、元気を分けて頂いております!!
更新が、とどのつまり…しておりますが、来場&拍手、そして一言ありがとうございました!!
携帯からの投稿で反転、隠しが出来ず申し訳ございません…御礼を印させていただきました。
ほんと、嬉しいです…ありがとうございました!!
17日、赤観と忍跡の方様。
赤観は表だって書いているのですが…忍跡の方も読んで頂いたみたいで…ドキドキでした。
勢いあまって書いた代物だったので、赤観共々、雰囲気を気に入って頂けて…めちゃくちゃ嬉しいです!!ド下手なので、その辺りを汲み取って下さって…涙、涙でした(T_T)
ちょっと私の書く観月さん、乙女っぽいかな?とは思っていたのですが…安心しました(^-^;
微妙に乙女くさいですけど…部長殴ったり良くしてます(笑)
一言御礼にて…嬉しくて照れ臭くて、うまく言葉に出来てなくて申し訳ございません(T_T)
だけど、凄く励みになり…書く気力を与えていただきました!!
本当にありがとうございました!!
またお付き合い頂ければ幸です……(涙)
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12月入って定時にまともに上がったこと無い桜岡です。私の定時は五時半。よっぽど(医者の予約)の事が無い限り、連日6時回りです。今日は8時回ってた(笑)
さてさて。
今年もあと15日となりましたが…まぁまぁ、雑貨の卸をしているのでこっからが勝負の桜岡、自分の身体がかなりガタ来ている(急に寒くなって腰に来た(T_T))ので、極力、帰ったら休むことに努めたく思ってます。
でないと乗り越えられん、と危機感を覚えてる。
去年も大概やったけど、今年は輪が掛かって酷いです。現在。
なんで、暫くパソコンから離れた生活をする予定です。
だいたい、この時間に帰ってパソコンいじったら寝る時間なくなる。苦笑。
日記とかぼやきとかは携帯からやってると思いますが、パソコンのメールが見れないかと。
あんまり来ないっていうか、ラクテンとかの販売メールがたんまり貯まる位(笑)
なんで、もし何ぞございましたら…拍手の方から連絡頂ければ幸です。
もしくは、知ってる方は携帯の方へ…お願いします。土下座。
携帯から見れるものは、携帯でチェックしてますので…仕事帰りの車中で。
すみません、ちょっと小話とかも書きかけが未送信メールにこんもり残ってるんですが…年内に出来るか不安いっぱいです。
出来れば今年中にしたいんですけどね(T_T)
サイトも暫く放置になりますが…ほんと足を運んで頂いた方には申し訳なく思っています。
年末年始、師走でドタバタしてしまいすみません(T_T)
稀にポコンと小話が出てるかもしれませんが、その時はどうぞお付き合いして頂ければ幸です。
でわでわ…これから帰って、風呂入って寝ます。苦笑。
拍手も頂いており…本当に申し訳ございません(T_T)ありがとうございます…
少しでも時間があれば、小話をUp出来れば…と思っています。
その際は、お付き合いの程、よろしくお願い致します…
拙い駄文しかないサイトではありますが、ご来場ありがとうございました!!
さてさて。
今年もあと15日となりましたが…まぁまぁ、雑貨の卸をしているのでこっからが勝負の桜岡、自分の身体がかなりガタ来ている(急に寒くなって腰に来た(T_T))ので、極力、帰ったら休むことに努めたく思ってます。
でないと乗り越えられん、と危機感を覚えてる。
去年も大概やったけど、今年は輪が掛かって酷いです。現在。
なんで、暫くパソコンから離れた生活をする予定です。
だいたい、この時間に帰ってパソコンいじったら寝る時間なくなる。苦笑。
日記とかぼやきとかは携帯からやってると思いますが、パソコンのメールが見れないかと。
あんまり来ないっていうか、ラクテンとかの販売メールがたんまり貯まる位(笑)
なんで、もし何ぞございましたら…拍手の方から連絡頂ければ幸です。
もしくは、知ってる方は携帯の方へ…お願いします。土下座。
携帯から見れるものは、携帯でチェックしてますので…仕事帰りの車中で。
すみません、ちょっと小話とかも書きかけが未送信メールにこんもり残ってるんですが…年内に出来るか不安いっぱいです。
出来れば今年中にしたいんですけどね(T_T)
サイトも暫く放置になりますが…ほんと足を運んで頂いた方には申し訳なく思っています。
年末年始、師走でドタバタしてしまいすみません(T_T)
稀にポコンと小話が出てるかもしれませんが、その時はどうぞお付き合いして頂ければ幸です。
でわでわ…これから帰って、風呂入って寝ます。苦笑。
拍手も頂いており…本当に申し訳ございません(T_T)ありがとうございます…
少しでも時間があれば、小話をUp出来れば…と思っています。
その際は、お付き合いの程、よろしくお願い致します…
拙い駄文しかないサイトではありますが、ご来場ありがとうございました!!
軽やかに、
しなやかに、
大空を翔けるように、
円舞曲のステップを踏む。
紫闇色した世界に、
光り輝く星ひとつ。
僕と君の姿だけを、
何時までも照らし続けていた。
――――どう考えてもそれは、デートに誘われているだろう。
幸村は肩肘を付き、指先で机を叩き続ける。苛々度が頂点に達しているのか、眉間に寄せた皺の深さが物語っていた。
彼の隣で腕を組み、貫禄ある風体をしているが、背中は間違いなく冷や汗をかいているであろう真田は、口を噤み机の表面を眺めていた。
「だいたい、何で俺に相談してくるんだ。そういう事の手管は、柳の専売特許だろう」
耳の痛い台詞を聞かされている真田は、針の筵に座らされている様だった。
幸村の言葉は、目の前にいる銀色の髪を持つ男に向けられると同時に、こういう事には鈍重過ぎる真田にも向けられていた。
「せやけど……幸ちゃんしか相談でけんし、こんな事」
「あのねぇ、仁王。君には至れり尽くせりの紳士様が傍に居てくれるんだし、きちんとエスコート出来る男だろう? 任せておけば良いんだよ」
――――どっかの誰かさんとは大違いだよ、全く。
真田の為にもこの話は早く切り上げてやってくれ、と此処には居ない柳なら間違いなく言うであろう。
それ程に厳しい台詞を浴びせ続けた幸村は、徐に立ち上がり溜息を吐いて仁王を見下ろす。
「とにかく、紳士様に言われた時間には、遅れずに行く事。後は……成るように成るまでだ」
何時もの掴み所なく勝ち気な部分は完全になりを潜め、根底に隠していた意気地無しを詳(つまび)らかにして仁王は幸村を見上げた。こんなに頼りない目をしている姿を知るのは、此処に居る幸村と真田だけだった。
「そんな目をしてもダメだからね。これは君の事、君の為だから助言はしないよ。行こう、真田」
「――――う、うむ」
頼りにしていた人に突き放され泣きそうな仁王を幸村は、部室に置いて出て行ってしまう。
このまま放っておいて良いものかと躊躇った真田は、彼の気落ちを表しているかの様に、跳ねっ毛が萎れている銀髪をくしゃ、と大きな手で掻き混ぜた。
「す、すまん……俺の所為でとばっちりを食らわせてしまって……しかし、あれもお前を心底嫌って言った訳では無いのだから、判ってやってくれ」
不器用なりの真田の気遣いに一つ頷いた仁王は、ありがとさん、と俯いたままではあったが礼を言う。
部室の外で真田を待っている幸村は、苛々を隠せずにドン、と扉を殴ってみせた。
「早よ行きんしゃい」
「すまん」
荷物を慌てて担ぎ部室を出て行く真田の姿を、髪の隙間から見ていた仁王は、開かれた扉の向こうに居た友人のさりげない仕種に口元を緩めた。
「……幸ちゃんも、ありがとさん」
結局の所、強い言葉を投げつけても心配しているのだろう。
待っていた真田を迎え入れた幸村は、仁王に向けた背中側でピースサインを作っていたのだ。
自分が見ているかどうかも判らないのに、小さな優しさが嬉しかった。
ぐず、と鼻を鳴らした仁王は、意を決して立ち上がる。大きな伸びをして身体を寛げ、深呼吸を一つした。
紳士様との待ち合わせまで後、数時間。
初めての事に緊張と不安と……期待に胸を鳴らす仁王だった。
意地悪な、好き。その②
20101210
すみません、しばらく続きます。
あと二つ位では片を付けたいです…頑張ります(T_T)
仕事がかなりキツイので正直、長く考えてられないです…持久力完全に喪失中。
でも、ちょっとずつですが進めて参りますので、宜しければお付き合いしてやって下さいませ。
飄々としていても、実はこんな部分があるんだよ…な仁王と、同じ立場に居る幸村の、親友からのエール…自分設定ですが、この二人が凄く仲良しである部分を書いてみました。
とばっちり真田(笑)←でも彼は、とっても男前なんですよ!!
さてさて次は、やっとこさっさ紳士様のお出ましとなります。
駄文で半端に終わってるお話でしたが、お付き合いありがとうございました。
この寒さを封じてくれるのは、傍に居るあなた。
「……寒っ……」
じわじわと日が落ちて行くと共に、気温も落ちて行く。一人佇む切原の、身も心も凍てつかせていた。
それほど長い時間を、此処で過ごしていた訳では無いけれど、日の落ちるが刹那、体温も急速に奪われて行く。
身に纏うは、制服とマフラーのみ。
切原は、なるべく肌を風に曝すまいと、首に巻いたマフラーを口元まで引き上げ、吐く息の白さを隠してしまう。両の手は、ポケットに突っ込んざ寒さを凌いだ。
「早く来ねぇかなぁ……」
部室の扉が見えそうで見えない場所に隠れ、中の明かりが消えるのを待つ。
この寒空の中、風邪でも引けば自分自身も困るだろうに、それでも切原は此処で佇んでいた。
「き、来たっ!!」
そしてまた、身体を揺すり足元を摩りながら待ちつづけていると、部室の明かりが消え、扉が開く音と話し声が聞こえてきた。
「では、鍵を返してくる。先に帰っていてくれ」
「一緒に帰ろうよ、柳」
「……幸村、当てつけられる確率が100パーセントだと判っていて、一緒に帰ると思うか?」
「そんな事しないよ、ね、真田」
「この時点で俺は、当てつけられているのだが……」
口の達者でない真田は、二人のやり取りにオロオロとするばかりでいた。その様子に吹き出した柳は、二人の背中を押し、寒いから早く帰れと言う。
――――じゃ、また明日。
そう幸村に声を掛けられ手を振られた柳は、軽く手を挙げて応えた後、職員室へと向かった。
**
「待っていたのか?」
「お疲れ様ッス」
職員室から出て来た柳が見付けたのは、身を小さくして寒さを耐えていた切原だった。
「部室で待っていれば、良かったのに」
「嫌ッスよ……あんな化け物二人、相手にしたらボコボコにされそうッスから」
口が達者な幸村と、手が達者な真田を心底、嫌だと言う切原に『それもそうだ』と柳は笑った。そして、切原の癖強い髪へ、抱き込む様に指を差し込んだ途端、余りの冷たさに絶句する。
「随分と待たせて悪かった、赤也。何か暖かいものでも食べて帰ろう」
もちろん奢りだと付け加えてやると、寒さなんて何処へやら。切原は、口元を覆っていたマフラーを引きはがし、満面の笑みを答えとして返すのだった。
A warm meal with you(温かな食事をあなたと)
20101209
私の心境(笑)
めっちゃ寒くてラーメン食べたかったんッスよ…すみません!!
思ったら、帰宅中の車内でガリガリ…小1時間で作成した物体です。
最近、82で煮詰まっていたので、気分転換もさせて頂きました。
多分、いつもの乙女モード赤也ではない赤也で書けたかな?と思います。
でも、外で待ってる辺りで…乙女かな。汗。
柳と一緒に帰れれば、それだけで良いと思っていたのに、おまけにご飯まで奢って貰えて幸せ~な赤也くんでした。
柳は…奢ったからとて、返せとは言いませんよ(笑)
赤也、独り占めしてるんだから♪
駄文ではありましたが、お付き合い頂きありがとうございました!!